Story
物語
この世界では、時間こそがすべて。
寿命であり、通貨であり、魔法の源である「時間エネルギー」。
それが尽きるとき、ひとは結晶の華となって星に還る。
十二年に一度の星導祭を控えた星暦1211年。
好奇心を胸に旅立った少女『キーラ』は、
やがて世界の「残り時間」を巡る運命へと歩み出す——。
時間は命であり、金であり、魔法である。
ー時をかける星渡りの約束ー
星暦1211年——
残り時間を胸に灯して、少女たちは世界を旅する。
この世界では、時間こそがすべて。
寿命であり、通貨であり、魔法の源である「時間エネルギー」。
それが尽きるとき、ひとは結晶の華となって星に還る。
十二年に一度の星導祭を控えた星暦1211年。
好奇心を胸に旅立った少女『キーラ』は、
やがて世界の「残り時間」を巡る運命へと歩み出す——。
すべての生き物は体内の魔核に「時間エネルギー」を宿す。
人間の場合、手首近くに露出した結晶の輝きが、青白から黄、そして赤へ——命の残量を映し出す。
賃金も買い物も、支払われるのは「時間」。
右手同士で握手したり、時間が封入された時元コインを使用したり——それがこの世界の支払いの所作。1Ø=寿命1時間分。
魔法の源もまた時間エネルギー。
強力な魔法ほど多くの寿命を燃やす。だからこそ、剣と魔法を並行して磨くのがこの世界の常識。
「12」はこの世界において神聖な数字。十二年ごとに世界規模の祭典『星導祭』が開かれる。星暦1212年——「12」が重なる年の祭りは、史上最大の規模になると噂されている。